エアコンの浸水対策|室外機を架台でかさ上げ

浸水履歴のある場所でのエアコン室外機を架台で浸水対策

室外機を架台で床上まで嵩上げして、エアコン室外機 架台 かさ上げ 浸水対策を行います。

エアコンの浸水対策として「架台でかさ上げ」

浸水が起きると室外機の端子台や基板が泥水に浸かり故障する可能性が高く、乾燥後も導通不良・漏電・腐食の原因になります。
今回は浸水被害のあったお客様宅で、古いエアコンから新しい機種へ交換しつつ、エアコン室外機を架台でかさ上げしました。

交換前の状態とリスク

浸水したエアコン室外機に泥が付着した端子台のクローズアップ

乾燥後もリスクが残るため交換が安全

交換前。地表付近のため浸水時に端子台が水に触れやすい。

浸水したエアコン室外機の配管接続部


浸水履歴のある敷地に地表付近で設置された既存室外機

交換前の基礎と床上との位置関係

  • 既存室外機は地表付近のブロック上に設置。過去の水位を考えると端子台が水没する可能性がありました。
  • 端子台には泥の付着が見られ、接点抵抗の上昇・発熱・絶縁低下のリスクが推測されます。
  • 既存配管は年数相応の劣化があり、再使用より新設交換が安全確実です。
  • ファン周りからも異音もしていました。


今回の対策:床上程度まで室外機を架台でかさ上げを提案

今回のお客様の地域では、浸水に悩まされている地域です。
古くからのユーザー様という事もあり、浸水被害の諸事情なども熟知しているつもりです。
対応としまして、床上か床下かの判断基準を設けさせて頂きました。
床下浸水でエアコンが駄目になると、施工側からするととても後悔すると考えました。
という訳で、床上までの架台にて嵩上げの浸水対応策です。

日晴金属C-NG5の開梱部材

エアコン架台

現場でC-NG5架台を組み立てる様子

架台組み立て

組み上がったC-NG5架台とアンカー固定

次はアンカーボルト

施工ダイジェスト

  1. 旧機撤去:電源遮断→ポンプダウン→撤去。端子台の泥付着を確認。
  2. 配管ダクト:嵩上げによりダクトが短くなる為、古い固定ビスの穴にシール材で補修。
  3. 架台組立:C-NG5を現場で組立。水平器でレベルを追い込み。
  4. 固定:ベースを既存土間にアンカー固定
  5. 新室外機設置:位置出し→ボルト固定→配管・配線・ドレン接続。
  6. 真空引き:到達圧・保持を確認。
  7. 試運転:吹出温度差・異音・振動・ドレン排水をチェック。

設置高さの考え方

  • 基準:過去の実績水位+今後の想定、端子台や基板が水に触れないことが第一。
  • 勾配:かさ上げでドレン逆流が起きやすくなるため、勾配と出口位置の設計が重要。
  • 風・地震:アンカー固定と重量物の重心に注意。必要に応じて転倒防止チェーン追加補強も検討。


施工後のようす

浸水被害の床上か床下かの判断基準を提案させて頂きました

室外機を架台で床上へ

エアコン室外機浸水対策

嵩上げ用の架台をアンカーボルトで固定し室外機固定

「室外機を架台で浸水対策」として、

  • 室外機が明確に高い位置となり、端子台の冠水リスクを低減
  • 配管・配線の取り回しを見直し、ドレン排水の安定を確認。


費用・時間の目安

  • エアコン交換+架台設置:現場条件により変動(配管長・土間状態・電源位置等)。
  • 作業時間:標準で2時間~3時間。

よくある質問

Q. 何cm上げれば安心ですか?
A. 過去の水位と敷地条件により異なります。端子台・基板が水に触れない高さを基本とし、配管勾配・メンテ性も加味して設計します。

Q. 置き型ブロックと架台はどちらが良い?
A. かさ上げ量と固定強度が必要なら架台+アンカーが有利。微量のかさ上げだけならブロックでも可。

Q. 強風や地震は大丈夫?
A. アンカー固定+水平調整を実施し、架台高さにより補強ワイヤーなどが良いでしょう。必要に応じて転倒防止策を追加します。


まとめ

浸水被害エリアでは、壊れてから修理より“事前のかさ上げ”がコスパ良し


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