壁コンセントの交換方法 安全・簡単にできる

壁コンセントの交換方法 安全・簡単にできる
壁コンセントから出火して火事になりかけたコンセント

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換
コンセントが壊れたので交換

※コンセントの交換には電気工事士の資格が必要です。
※あくまで電気工事士の資格保持者である事と、安全確認の上自己責任である事を踏まえ読み進めてください。

交換までの流れ

① 状態確認
② 必要部品と道具の準備
③ 安全対策と交換作業
④ 点検

① 状態確認

それでは、状態確認をしましょう。
むやみに分解したりせずに、状態を確認する事が重要です。
 
◎ コンセントの形状は?
2口コンセントなのか1口コンセントなのかとか、部品を用意する為の形状を確認する。

◎ 交換する為の道具は何が必要か?
壁コンセントでも、壁内の固定具は何であるか?とか確認する。

・「壊れたコンセント」を1例として進めていきます↓
壁コンセントの交換方法

壊れたコンセント

壁コンセントの交換方法


交換後のコンセント

壁コンセントの交換方法


状態確認で分かった事

・この1例の壊れたコンセントはダブルコンセントです。
・必要な部品はダブルコンセントとコンセント用のフルカラープレートになります。
・壁内にはスライドボックスが取付されており、コンセントは壁内のスライドボックスに固定されています。
・交換するにはプラスドライバー、マイナスドライバー、プレート外しが必要なようです。

② 必要部品の用意と、必要な道具の準備

「部品」

・状態確認で分かった「部品」と「道具」を用意します
ダブルコンセントとフルカラープレートは下記になります。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換

パナソニック(Panasonic) フルカラーコンセント WN1302P
パナソニック(Panasonic) フルカラー プレート WN6003W

とりあえずこの二つを用意すれば、上に載せた画像「壊れたコンセント」の部品は用意できました。

パナソニック フルカラー ダブルコンセント


壁の中に固定されているスライドボックスが無い場合はこちら↓はさみ金具も用意します。


次に、「道具」

・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・プレート外し
・絶縁性手袋
・テスター
テスターは一般的な物で良いと思います。通電確認に使います。

③ 安全対策と交換作業

作業する前に必ず絶縁手袋をはめましょう。

・安全対策

〇ブレーカーの遮断
交換するコンセントのブレーカーをを落としましょう。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。

・交換作業

それでは、ここまで状態確認と部材を揃え安全対策を講じましたら、やっと作業に入ります。

〇プレート外し
始めにプレートを外します。
↓の画像はプレート外しを使った画像
左はフルカラーモダンプレート、右は東芝製の古いタイプのプレートです。
↓の画像の左のプレートと右のプレートは窪みの位置が違います。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。


プレートを外すとこの状態になります。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。


〇プラスドライバーで枠を外します。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。


〇プレート枠を外したら埋め込み取付枠金具をプラスドライバーで外します↓

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。



〇埋め込み取付枠金具を外したら。↓この状態にコンセントを引き出します。



〇コンセントを引き出したら、マイナスドライバーやプレート外しで電線を外しましょう。
マイナスドライバーなどを差し込み電線を外します。
奥まで差し込んだら柄を上方向に上げる感じです。

↓コンセントを外すと壁内にスライドボックスが設置されているか確認しましょう
↓のボックスが無い場合ははさみ金具などを使うと良いです



〇 外した順に組み立てましょう



〇組み立てたら忘れずにブレーカーを上げます。

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。



④点検

〇テスターや検電器などで点検しましょう

壁コンセントの交換方法・電源コンセントを交換、安全に。


電源コンセントの交換完了

ここまで一通りの作業でしたが、
あくまで電気工事士資格保持者である事と、安全確認の上作業しております。
この中でも色々なパターンや部品の違いなど多様なパターンが有る為、その都度その場所に合ったものを取り付けます。
交換部品の変更などは電気回路の設計上、問題などが発生しますので同じ用途の部品の変更が基本となります。
それでは、安全に交換してみてください。

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