引っ掛けシーリング交換ガイド 簡単安全DIY

引っ掛けシーリング交換 交換方法
シーリングキャップ型
引っ掛けシーリングの交換方法ガイド

電気工事士が教えるポイント 部屋の電気の引っ掛けシーリングの交換方法

自分で照明器具などを変える際に問題の起きやすい引掛けシーリング
そう、あの部屋の電気の根本についている部品です。
引っ掛けシーリングは普段見たりする事も無い為、構造や交換方法など分からない場合が多いと思います。
そんな場合の理解として読んで頂ければ幸いです。
実績と経験から掲載する内容となっています。



・交換までの流れ

① 状態確認
② 必要部品と道具の準備
③ 安全対策と交換作業
④ 点検

・「壊れた引っ掛けシーリング」を1例として進めていきます

① 状態確認
このタイプの引掛けシーリング(シーリングキャップ型)は古いタイプのペンダント型に多いです。
※注意したいのは、このタイプに最近の照明器具のカートリッジタイプを取り付ける事はできません。
強引に取り付けると破損したり配線がショートして燃えてしまいます。

ドライバーで引っ掛けシーリングを外す
引っ掛けシーリングの交換方法

壊れた引っ掛けシーリング 1例


状態確認で分かった事

・壊れた引っ掛けシーリングは角型引っ掛けシーリングでシーリングキャップ型
(昔の和風の照明器具やペンダント型照明器具などに多いタイプ)

・ネジで天井に直に打ち込まれている

・丸形引っ掛けシーリングに交換したい為、交換するには「丸形引っ掛けシーリング」「プラスドライバー」「電線ストリッパー」「ペンチ」が必要なようです。

② 必要な部品と道具

「部品と道具」

引っ掛けシーリングの交換に必要な道具

丸形引っ掛けシーリング、ビニールテープ、+ドライバー、ペンチ、電線ストリッパー

最後の点検で使うテスター

最後の点検で使うテスター

③ 安全対策と交換作業

〇ブレーカーの遮断
交換する電気回路のブレーカーをを落としましょう。
分からない場合はメインブレーカーを落としましょう。

引っ掛けシーリング交換工事にはブレーカーを落とす
電気工事の交換作業にはブレーカーを落としましょう

・交換作業 引っ掛けシーリングの取り外し


○ 古い引掛けシーリングを外す
まずは古い引掛けシーリングを天井からプラスドライバーで外します。

天井から引っ掛けシーリングを外す

天井から引掛シーリングを取り外す



○ 天井から引掛シーリングをネジを外したら電線を引っ張り出す

電線ごと引張り出す

電線ごと引っ張り出す



○ 電線をペンチで切断する

ペンチで切断


○ 切断した電線をストリッパーで剥く
丸形引っ掛けシーリングの場合は被覆を2.5cm程度剥くのがオススメです。

ストリッパーで被覆を剥く

電線ストリッパーで被覆を剥く



○ 芯線の白黒の被覆も剥きます
丸形引っ掛けシーリングは1cm程度が良いと思います

電線の白黒線の被覆も剥く



○ 古い被覆を剥いたらビニールテープを巻く
電線が古い場合はビニールテープを2巻半巻いてやりましょう
引っ掛けシーリングを交換する場合や壊れた場合など「電線が古い場合がほとんど」です
古いストリッパーや加工に慣れていない場合などにも◎
古い電線は被覆が劣化していたり天井材との干渉がある為に保護する役目にも使います。
電気工事試験は劣化した電線などありません、状況に施工します。



○ 引っ掛けシーリングを接続する
線の色はWのマークを白色の線(接地側)、反対側を黒い線を接続する。

引っ掛けシーリング接続


○ 引っ掛けシーリングを天井に取り付ける
取り外した要領で、天井に引っ掛けシーリングを取り付ける
注意する点は天井の下地に固定されるよう取り付ける事です。

引っ掛けシーリングの交換完了

④ 点検

○ 最後にテスターで点検で完了です。
一般家庭の照明では100Vが主流ですが、稀に200vが使われている事があります。
予め確認は必要と思います。


交換工事完了 引っ掛けシーリングの交換方法

これで交換工事の完了です。


Q1、無資格での交換工事はできますか?
A1、法律上してはいけません。

Q2、資格を持ってるので簡単ですか?
A2、慣れれば簡単ですが、普段やっていないと仕様や劣化の種類など多く危険性はあります。

Q3、何を取り付けても良いですか?
A3、いいえ、交換作業は基本的には回路設計などがあり同じ種類仕様をつけましょう。

Q4、引掛シーリングは素人でも簡単だと他で見たのですが?
A4、直付けシーリング照明を取り付ける事と、引っ掛けシーリング(ローゼット)交換工事は別です。
  

以上、一般的なQA回答です。








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